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(研修報告)仕上物流センター-(研修報告)仕上物流センター-

目次

  1. はじめに
  2. 仕上物流センターについて
  3. 工程
    ・仕上(上衣)
    ・仕上(パンツ)
    ・物流
  4. まとめ

目的:広報業務のための各部署の研修として、仕上物流センターの知識習得と業務内容の理解

研修期間:5月21日から5月24日

方法:期間内に見学と取材をさせていただきました。

*報告内容は研修の為に使用し、外部に公開されることはありません。

仕上

製品は、個々の素材に適したプレス条件を設定し、手作業とプログラム制御仕上げプレス機を駆使して丁寧に仕上げられます。着る人の体型、寸法、デザインなどを考慮し、1着1着異なる服を立体感のある美しいシルエットに仕上げていきます。

検査では、個別に表示された検査データに基づき、寸法とデザインを二重に検査します。熟練した検品員による外観検査も行い、品質不良を極めて少なくしています。

プレス
アイロン
検査
物流

検査に合格した製品は、自動仕分け機(マイクロベア)で配送先ごとに分別され、上衣・下衣・ベストなどを組み合わせて出荷されます。マイクロベアは、100以上の配送先へ1時間に1000点以上の製品を分別する能力を持ち、迅速かつ効率的な出荷を実現します。
全国からの受注や外注への払い出し・受け入れも行っています。受け入れた荷物は各担当部署へ届けられます。

検針機
自動運搬機
運送用トラック

仕上:上衣

外注から受け入れ

外注から受け入れた製品(一部は組み立てから)は、衿穴やボタン穴の穴かがりを行います。
糸の色ごとに仕分けし、袖穴・前穴・前穴のカン止め・糸切と処理の順で行い、必要があれば直しも行います。

その後、バーコードを読み取り、外注から戻った状態を確認します。
縫い糸を綺麗に切り整え、加工シートを移動し、色分けされたハンガーに付け替えて次のプレスへ仕分けを行います。
ハンガーはそれぞれ出荷の曜日や種類によって色分けされています。

ハンガーの色と意味の一覧

ピンクオレンジ紺色黄色グレー
月曜火曜水曜木曜金曜土曜
水色白(小)
当日厳守小さいサイズベスト大きいサイズ既製品

仕上げプレス

プレス部門では、1係と2係に分かれて作業を行います。
前身と後ろ身のプレスを行い、肩プレスでは肩線をコテに対して平行にし、縫い目をレーザーのポイントに合わせます。
衿の折り目の中央に小さくプレスしてから、衿をプレスすます。
加工シートで衿の長さを確認し、定規で長さを正確に測って、プレスを行います。
アームホールやラペル、背周りのアイロンがけを行い、裏地と表地の背中央、ベント、脇、胸周り、そして袖周りのアイロンがけも丁寧に行います。

ボタン付け

プレス後の上衣はトロリーを使って、ボタン付けへ移動します。
プロジェクターを使用してボタンの印付けを行います。(物流から届くサンユウとパステ・ワンのベストも同様に処理されます)
ミシンでのボタン付けは、前ボタン、後ろボタン、袖ボタン(本アキ)をしっかりと取り付けます。
また、ミシンで取り付けられないボタンは手縫いによって取り付けます。

パンツのボタン付けも、ここで行っています。

検査

加工シートを読み取り、記載されている全ての項目を一つづつチェックします。
寸法はその場でマネキンに着せて採寸し、誤りがないかを確認します。
デザイン・仕様も確認し、受注票の特記事項もチェックします。
処理内容に誤りがなければ、処理済みのシートを回収します。
受注票は胸ポケットに入れ、袖についている袖カードで在庫管理を行います。

続いての裏検査では、裏地全般と共にポケットや縫い目などの裏面を検査。
表検査は、同様に表面全体を検査します。

検査で不具合が見つかった場合は、各部門に仕分けし、直しを行います。

直し

直しの指示が色分けされたタグに記入してあります。
赤色のタグは傷、オレンジ・緑色は汚れの直しになります。

傷は一度縫製をほどいて、手縫いとミシンで縫い直します。
店舗からの直し・補正もこちらで担当しています。

検針

上衣、パンツ、ベスト、Yシャツを検針機に通して検査。
万が一にも針が混ざらない為にも、針の1本1本にグッドヒルの刻印が入っています。

仕上:パンツ

パンツ仕上 6F

浜村工場から戻ってきたパンツは、合いびきと内股の縫い代をプレス機で割り、自動運搬機で6Fに運びます。

製品情報を確認するために、バーコードを読み取ります。
次に、股下を採寸し、裾上げの位置に印を付けます。
裾の裁ち目がほつれないように、専用のミシンでオーバーロックをします。

靴擦れも裁ち目と同様にオーバーロック縫いをし、シングル仕上の場合は先に靴擦れを縫い付け、ダブル仕上の場合は先にスナップのオスを取り付けます。
靴擦れを付けることで、耐久性が向上します。

シングル仕上の場合は、靴擦れを縫い付けた後に裾上げを行います。

ダブル仕上の場合は、カブラ幅に合わせて裾を折り返し、アイロンをかけてから裾上げを行います。
裾上げの後で、スナップのメスと靴擦れを取り付けます。

裾上げが終わったら、タグのバーコードを読み取り1Fのプレスへ運びます。

パンツ仕上 1F

1Fでプレスとアイロン作業が行われます。この工程によって、パンツに美しいシルエットと形状を与えます。

まず、回転プレス機を使用して、パンツのサイド部分をプレスします。
次に、裾部分にアイロンをかけて、シワを取り除き、裾ラインを綺麗に整えます。
帯部分とベルトループ部分をプレス機でプレスします。

後ろの中心にセンタープレスのアイロンをかけます。
前の中心部分にセンタープレスのアイロンをかけてます。
内股部分・腰回り部分にアイロンをかけて、シワを取り除き仕上げます。

プレスとアイロン作業が完了後、製品を検査します。シワや歪みがないか、縫製に問題がないかなどを確認します。
検査で不具合が見つかった場合は、直しを行います。

物流

物流 6F

検針機を通った製品は、出荷日まで専用の6F倉庫に保管されます。
ここでの検査が出荷前の、最後の検査と修正となります。

まず、外観にシワ・汚れ・ピンやあたり、縫製のほつれなどがないか、糸が出ていないかなどを確認します。

次に、ネーム(ブランドタグや洗濯表示など)が正しく取り付けられているか、縫製に問題がないかなどを確認します。

検査で不具合が見つかった場合は、各ブランドごとの担当者が直しを行います。シワや汚れなどを丁寧に消し、お客様に気持ちよく着用いただけるよう仕上げます。

物流 1F

6Fの倉庫から運ばれた製品は、マイクロベアと呼ばれる自動搬送装置によって、出荷場所や日程ごとに設定されたレーンへ仕分けられます。マイクロベアは、上衣・ベスト・パンツを各出荷先ごとに自動で搬送する事で、仕分けを効率的かつ正確に行っています。

仕分けられた製品は、それぞれナイロン袋に梱包されます。
各出荷日ごとに、梱包された製品は全国の支店などに出荷されます。

また、配送業者から届いた荷物は、各担当に仕分けられます。

仕上物流センターでは、お取引先へお渡しする最終段階としての強い責任感がありました。

仕上げプレスでは、最後まで職人の丁寧な仕事がありました。体型やデザインに合わせて1着1着仕上げることで、最適なフィット感や美しいシルエットが生まれています。
検査では全ての項目を見返して製品を確認する事で、事前に品質不良を抑える事が出来ています。ここでの厳しい検査が、グッドヒルの高い品質の水準を守っていました。
物流では効率的で高い分別能力を持つ自動仕分け機(マイクロベア)を使い、確実に出荷日に出荷するシステムを導入しています。

これらの事から、仕上物流センター全体では、グッドヒルから出荷される製品に対する、納期への責任と品質へこだわりを強く持っている事がわかりました。
この2つを高い基準で持っている事で、多くのお客様に満足していただける製品を提供できているのだと思います。